アメリカ生活で必須なクレジットスコアを徹底解説!正しいスコアの上げ方

2/03/2019

海外生活

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アメリカに留学したり、転勤で在住することになった場合、クレジットスコア(クレジットヒストリー)が必要になってきます。

僕自身も「留学してるだけだから、関係ない」「仕事をしたら現金あるし問題ない」と考えていました。

しかしながら、アメリカで生活する上でクレジットカードは必須で、レンタカーを借りる時でさえ必要になってきます。

いざ「クレジットカード会社に電話してカードを作ろう」と思って申請してもすぐにクレジットカードは作れません。

日本でクレジットカードを持っていたり、仕事をしていてもアメリカでの実績が全くないからです。

アメリカに住んだらどうやってクレジットヒストリーを作りクレジットスコアを上げていけばいいのか説明していきます。

credit card



クレジットスコアとは?


アメリカではクレジットスコアがとても重要で、高いスコアがある人が優遇されます。

お金を貸してもちゃんと返してくれるかどうかを数字化した物”がクレジットスコアです。

このクレジットスコアは、お金に関しての信用度を示す数値です。

クレジットビューロ(信用情報機関)であるEquifax、Experian、TransUnionがそれぞれのクレジットスコアを算出していて、3社の中間値がクレジットスコアになります。

・500点から619点 Poor
・620点から659点 Good
・660点から699点 Very Good
・700点から759点 Great
・760点以上    Excellent

上の数字がクレジットスコアと評価になります。SSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)やエイリアンナンバーがなければクレジットヒストリーが作れません。

自分のスコアはナンバーで確認できます。

クレジットスコアが必要な理由


家も車も現金払いだ!という人ならクレジットスコアを気にする必要はありません。

しかし車はまだしも住宅を現金で買うのは難しいでしょう。

アメリカでクレジットカードを作る場合もスコアが必要です。

日本からアメリカに来た場合、日本の実績はアメリカでは全く反映されない為、クレジットヒストリーが全くなくスコアもありません。

クレジットカードを作ることも、ローンを組むこともできません。

アメリカではいくら借りられるか、どれくらい返済能力があるかを重要視します。

僕も就職してすぐにカードを作るよう進められて申請したのですが、”作れません”としか言われず理由がわかりませんでした。

知り合いに”クレジットヒストリーがないからじゃない?”と指摘され、ヒストリーを作り始めました。

クレジットヒストリーがなかったり、クレジットスコアが悪い場合、デポジット(保証金)が高額になったりすることもあります。(家を借りる時や電気会社と契約する際、レンタカーをクレジットカードなしで借りる場合など)

昔の話になりますが、実際にヒストリーやスコアがなかったりバッドクレジットだった場合、自動車ローンで金利14%で7年ローンという話も聞いたことがあります。

ローンを組む際に、クレジットスコアが最も大きな判断材料になりますが、カードの借り入れ上限額クレジットヒストリーも細かくチェックされます。

クレジットスコアは上げられるだけ上げておき、700点以上にしておくといいでしょう。スコアが高いほど金利が安くなります。

クレジットスコアが良好な状態だと、毎月多数のカード会社からメールが届きます。

プロモーションなどを得られポイントによるキャッシュバックなどが特典が付いて来ます。

クレジットスコアを上げる方法


クレジットスコアを上げる方法は意外と簡単なのですが、スコアはあくまで信用なので時間がかかります。最低でも半年から1年はかかると考えておくといいでしょう。

・住宅ローン、自動車ローン、光熱費を遅延なく払う。
・クレジットカードの使用限度額の30%程度までしか使わず、クレジットカードの支払いを遅れず支払う。
・ミニマムペイメント(最低支払額)で支払わず、フルアマウント(全額)返済する


借りたお金を返すという当たり前のことをするだけで、クレジットスコアは上がっていきます。

特に住宅とAuto(自動車)ローンの支払いをちゃんとしていれば早く上がっていきます。

ミニマムペイメント(最低支払額)で支払わず、フルアマウント(全額)返済することをおすすめします。

ミニマムペイメント(最低支払額)さえ払っていればスコアが落ちないという話も聞きますが、試したことはありませんし、スコアを上げたいのなら満額返済しましょう

クレジットカードを使いたくなくても、ヒストリーを作りクレジットスコアを上げる為に使いましょう

僕の場合2年間、クレジットカードを使用限度額の30%以下に押さえ、遅れることなく支払いを行っていった結果、800を超えていました。

この30%はローンを組む際の支払い能力を審査する時にも目安になっています。

さらにローンの限度額も収入の3分の1とされています。

たとえばクレジットカードの上限額が3000ドルなら1000ドルまでを目安に使い支払っていけばスコアはドンドン上がっていきます。

自営業などの場合、会社名義のクレジットカードを使うことがありますが、会社のクレジットカードでは個人のクレジットスコアに反映されません。

あくまでパーソナル(個人)のクレジットカードを使い支払うことによりスコアが上がっていきます。

スコアは簡単に下がる


実はクレジットスコアを上げることは簡単なのですが、知らない間に下がってしまうケースもあります。

スコアが下がってしまう原因は以下のことが挙げられます。

・自己破産した(破産後7年履歴が残り、カードは作れません)
・住宅、自動車の支払いが滞り物件が差し押さえられた場合
・光熱費や医療費、賃貸料などの支払いの遅延、未払い(滞納)
・裁判所判決による給与差し止め(チャイルドサポートの滞納なども含む)
・第三者によるクレジットスコアのチェック(ハードプル)


光熱費やRent(賃貸料)の支払いが遅れたり、未払いがコレクションエージェンシ(取立て)に回ってしまうと当然スコアが下がります。

借りた分や、使ったお金はちゃんと支払いをしましょう。

知らない人も多いのですが、ヒストリーがないので支払いをしなかったり延滞していて、いざクレジットスコアを作ろうと思ってもマイナスから始まってしまうケースもあるようです。

銀行員の人の話なので信憑性は高いです。

バッドクレジット(ヒストリーが悪くなる)になってしまうと、買い物をするときにすんなりと買い物できず、知人に連絡が行く場合があります。

僕もお店から電話がかかってきて、友人について尋ねられたのですが何の意味かわかりませんでした。

聞かれた内容は”どんな仕事をしているか?””信用できるか?”などでした。

クレジットヒストリーがなかったりバッドクレジットだと知り合いや家族にもこのように連絡が行き迷惑をかけてしまうことがあるります。

クレジットスコアはいい状態を保つといいでしょう。

スコアを上げるのには時間がかかりますが下がるのはアッという間に落ちてしまうので注意しましょう。信用、信頼を得るのには時間がかかるが、失うのは早いということです

ハードプル


日本人になじみがないのが、ハードプルだと思います。住宅や自動車購入、銀行やクレジットカードの申請などを行う時にスコアチェックが行われます

SSN(ソーシャルセキュリティナンバー)はむやみに教えないようにしましょう

もしSSNが銀行やローン会社、クレジットカード会社に知れたらハードプルで確認されてしまうかもしれません。

ハードプルを何回も行われると、誰かに調べられていると判断されスコアが下がってしまいます

例えば警察が誰かの行動を監視していたら、監視されている人を見た人は怪しいと思いますよね?

つまり”ハードプルが多い=何度もお金を借りようとして審査されているけど、この人大丈夫か?”と審査機関に認識されるからです。

いくつもカードを作るとハードプルされてしまい、スコアが下がってしまうことがあります。

3ヶ月は期間をおいて次のカードを作るといった方法がおすすめです。

短期間に複数回のハードプルが行われないようにしましょう。

クレジットスコアを確認


自分のクレジットスコアを確認する方法のおすすめは”Credit Karma”です。

僕も銀行員の人からおすすめされた方法でクレジットビューロ(信用情報機関)のTrans Unionのみの点数ですが、大まかなスコアが無料で確認できます

Credit Karmaはスコアに反映されるのも早く便利。

毎月メールで新しいスコアが反映されているというお知らせが来るのが少し難点。

一度クレジットスコアを確認して、解除してしまってもかまいません。

年に1回ほど参考程度に見れば充分でしょう。見すぎてスコアが下がってしまうと困るので、僕はあまり見ません。



今回、大まかなクレジットスコアについてとスコアの上げかたや注意点を説明してきました。

でもクレジットカードが作れないから、クレジットヒストリーも積み上げられない思った人もいるでしょう。

アメリカに留学したり、転勤で在住することになった人でも作れる”セキュアカード”もありますので、気になる方はそちらも読んでみてください。

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カリフォルニア在住で健康マニアな日本人。 家庭菜園や実体験、便利でお得な情報をお届けします。 疑問に思ったことや調べてほしいことがあれば気軽にご連絡ください。

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