日本とアメリカでは不動産屋の使い方が違うので、初めてアメリカで住宅購入をする場合、戸惑う人も多いはず。
実際、僕もかなり苦労しています。
pre-approvalという住宅ローンの仮承認を取ったら物件を探すことになりますが、不動産エージェントに家も見せてもらっても、まず気に入った家は見つかりません。
どんな家が売りに出ているのかネットで調べてから、不動産エージェントに家を見せてもらうことになります。
ネットで購入したい住宅を見つける方法を紹介します。落とし穴もあるので興味がある方は最後までどうぞ。
売り家は3大サイトで探す!
売りに出ている住宅を見つけないと家を見に行けません。
自分の住む場所のZIPコードやCityの名前を入れると、現在売りに出ている家の写真と地図が共に表示されるReal Estateサイトがあります。
アメリカでもっとも有名なサイトです。
僕はメインでRedfinを使用しており、ローン計算をRealtor.comで行っています。
昔はZillowも使っていましたが最近は使用頻度が低いです。
Redfin、Realtor.com、Zillowという不動産サイトには同じ物件が出ていますが、表示される写真も詳細も一緒です。
住宅の検索
まず住宅を検索する方法から。
売り家の場所のZIPコードやCityの名前と州を打ち込む。
購入金額の最小値(Min)と最高値(Max)を選ぶ。
細かい設定でベットルームやバスルームの数を設定することも可能。
設定をして検索をかけると、Cityのマップ上に売りに出ている家の場所が表示され、大まかな金額が出ます。
マップ上のマークか右側の写真をクリックすると、各物件の詳細が見れます。
3サイトとも売りの出ている家の売値は同じですが、各サイトが出している評価額(目安)が微妙に違います。あまり大差はないはずですので、問題ありません。あくまで参考程度に考えればOK。
なぜ1つのサイトじゃなく3個も使っているのかというと、使い勝手と特徴がそれぞれ違うから。
3つのサイトの特徴をそれぞれ見てください。
Redfin
https://www.redfin.com/僕が一番よく使うのがこのRedfin。
いい物件はすぐにペンディングになってしまいます。ペンディングになるといくらほしい物件でもすでに買い手がいるのでオファーが出せません。
このRedfinは新しい物件のアップデートがとにかく早いので、新しく出た物件をいち早く見つけられて、すぐにエージェントに見たいと連絡できるのです。
オープンハウスをする予定の物件も新しい物件同様、初めのページに来るのですぐに見つけられます。
さらに設定で過去に売れた近所の物件や、ペンディング中の住宅も見られるので、周りの家の値段もわかり参考になります。
過去の売買履歴や、固定資産税の履歴も見られます。
写真やポイントをクリックして詳細を見るときも、新しいページで開いてくれるのもおすすめ理由。いちいち前のページに戻る必要がありません。
一見完璧に思えるRedfinなんですが、デメリットが一つ。
ローンを組む場合、住宅価格(Home Price)と頭金(Dawn Payment)は自分で数字を変えて計算できるのですが、金利(Interest)が変更できません。
この金利(Interest)の変更ができれば、ほかのサイトはいらないかもと思うほど使い勝手がいい不動産検索サイトです。
スクエアフットあたりの価格や、おおまかな評価額が見られる |
Realtor.com
https://www.realtor.com/その名の通り不動産検索サイトです。
新しい住宅のアップデートは早い。Redfinよりちょっと遅いくらい。セーラーエージェント(売り手側)によってはRealtor.comのほうが表示が早い場合がある。
自分の希望を設定して検索すると、住宅の写真が一覧で画面いっぱいに出てきます。
画面をクリックすれば詳細が見られます。
Redfinと同様に過去の売買、固定資産税の履歴も見られます。
僕がRealtor.comを使っている理由は、ローンの住宅価格(Home Price)と頭金(Dawn Payment)は自分で数字を変えて計算できるのはもちろん、金利(Interest)が変更できるので、実際の月々の支払額が正確に計算できるんです。
ローンの住宅価格(Home Price)と頭金(Dawn Payment)、金利(Interest)が変更可能 |
このPayment Calculatorというシステムはめちゃめちゃ便利。めんどくさい計算を一瞬でいろいろな条件で計算できますからね。
Realtor.comのデメリットは、見たい住宅の写真を押すと詳細ページに飛ぶのですが、新しいページを開けて飛んでくれない。
例えば3つの物件を見比べたい場合、いちいち開けて比べるのがめんどくさい。
写真下のアドレス(住所)にカーソルを合わせて右クリックして”リンクを新しいタブで開く”にすればいいだけなんですけどね・・・
あとRealtor.comの場合、新しい物件のアップデートは早いんですが、ペンディングのアップデートや売却後の物件が消えるのが遅いので、買えない住宅も表示されてちょっと邪魔くさいという点も。
Zillow
https://www.zillow.com/アメリカで一番よく聞く不動産サイト。
物件の表示方法はRedfinと同じく、マップ&写真の方式。
地図上のポイント、または写真をクリックすると各住宅の詳細が見られます。
新しい物件をアップデートは、ちょっと遅め。(RedfinやRealtor.comと比較した場合)
過去の売買、固定資産税の履歴も見られます。
Zillowのデメリットは地図上のポイント、または写真をクリックすると小さいページが開き表示される。2個や3個の物件を同時に見比べづらいのが難点。
Realtor.comの時のように、写真を右クリック”リンクを新しいタブで開く”で複数物件の比較は可能です。
僕は初めこのZillowを使っていましたが、ほかの2サイトを使うようになってからは可もなく不可もないZillowはあまり使っていません。
画面の上にポップアップされる小さい画面に住宅情報が出る方式が苦手でした。
物件はGoogle Mapでも確認
気に入った物件を見つけたら、エージェントに家を見に連れて行ってもらう前に、Google Mapでも確認しましょう。
Google Mapでも確認してほしい理由は、近所の状態も見られるから。
買おうと思った家の隣がボロボロの家だったり、ゴミがあふれかえってたら嫌でしょ?
さらに道路の状況やファンデーション(地面)、近所に店や学校はあるのか?
大通りまで距離や住宅の密集度など、いろいろな情報を得られます。
住宅は人生で一番大きな買い物だからこそ、めんどくさがらずできる限りのことをしておきましょう。
Google Mapで確認する場合の注意点が一つ。
撮影日が古い可能性があるので、Google Mapに書いてある撮影日を見てください。
一見きれいなストリートだと思っても5年前の写真で、現在は汚いということもよくあります。
住宅、物件は実際に足を運ぶ
僕はこの5か月で実際にサイトで見つけた物件を50ほど見てきました。
3つのサイト(僕の場合主に2つ)で2度、住宅の詳細を確認してからエージェントと見に行っていました。
2度の確認で相当気に入ってから物件を見に行くわけです。
それだけ下調べしても実際にお目当ての物件に着くと正直、ショックを受ける住宅が多々あります。
まずサイトに掲載されている物件や住宅の写真がキレイに加工されている。
引き延ばしたりフォトショでペイントもきれいに見えたり部屋や庭が広く見えるから。
プロのカメラマンや売り手側エージェントが売りやすいようにするためなんですね。
ひどい住宅では現地についてもどれが売り物件が分からなかったほど。
写真では玄関までの芝生が25mほどに見えるのに、着いたら実際は10mほどで、芝も茶色。
何度も住所を確認しました。
エージェントも素通りいたほど違いました。
現地の人には気づかれてしまうので離れた場所の投資家が買うように写真を加工しているんでしょうけど、騙されないように!
住宅購入後に住む人は
必ず購入前に昼と夜に訪れて、治安を確認してください!
昼間は安全そうでも、夜だと街灯が少なく危険な場所もあります。
近所の人と会話してみたり、周りの家のコンディションも見ておきましょう。
一軒に3世帯住んでいて騒がしい家もあるかもしれません。
賃貸と違って嫌になったら引っ越すということができないので、前もって下調べしておきましょう!
サイトで物件を見つけた後は必ず実際に見に行きましょう |
住宅購入するための物件探しは、はじめの一歩です。
紹介した3つの物件サイトで、希望のマイホームを見つけてください!
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