料理で出た野菜くずはゴミじゃない?0円でコスパ最強の家庭菜園用の土作り

6/18/2023

DIY 家庭菜園

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野菜を栽培するときには、日光や水、土の状態がとても重要です。土が肥えていれば、野菜は元気に育ち実はたくさん収穫できるし、病気や害虫にも強くなります。逆に土が貧弱であれば野菜は弱くなりますし、収穫量や状態も低下します。そこで、野菜の栽培において、土づくりは欠かせない作業です。

コスパ最強の家庭菜園用の土作り

土づくりにはいくつかの方法がありますが、今回は、野菜くずを使った土づくりについて紹介します。野菜くずとは、食べる部分以外の野菜の茎や葉、皮などのことです。これらは生ごみとして捨ててしまいますが、実は土づくりに役立つ素材です。

野菜くずには、植物に必要な栄養素が含まれており、土の保水性や保肥性を高める効果があります。


どうやって野菜くずを土にするの?

野菜くずを使った土づくりの方法は簡単です。まず野菜くずを細かく切ります。次に切った野菜くずを倍量の土に混ぜ込みます。混ぜ込む際には、土の表面から10~30センチ程度の深さまで掘ってから混ぜましょう。よく混ぜ込んだ上に、畝を作る要領で土を盛りげます。最低でも平らにして水をたっぷりと与えます。混ぜ込んだりかぶせる土の中にミミズがいれば、早く分解され土になるのでおすすめです。

このようにして野菜くずを土に混ぜ込むと、分解されて有機物となります。有機物は土の肥料となるだけでなく、土の団粒構造を改善して水はけや通気性を良くします。粘土質の土を混ぜ込んでも、腐葉土ほどではありませんが柔らかくなります。有機物は微生物やミミズなどの生き物の餌となります。これらの生き物は土を耕して空気や水を通しやすくしますし、排泄物も肥料となります。

ワンポイントアドバイス

土を作るスペースがない、長時間待てないという場合もあるでしょう。そんなときのアドバイス!例えばキュウリの苗と苗の間が80㎝あるとしたら中間である40㎝の場所を中心に掘って土と野菜くずを混ぜた土を埋め込みます。キュウリに水やりをするので自然と水分補給ができ土になります。収穫間近に土になってくれるので追肥があまり必要ありません。

ただし間に埋め込むときに根を気づつけてしまう可能性があるので、苗を植えるときに同時に埋め込んでおくのがおすすめです!

野菜くずで土づくりをする場合の注意点

- 野菜くずは新鮮なものを使うこと。古いものや腐ったものは分解が遅くなりますし、病原菌や害虫を呼び込む可能性があります。

- 細かく切ること。細かければ細かいほど分解が早くなりますし、均一に混ざりやすくなります。

- 適量を使うこと。多すぎると分解が追いつかなかったり、温度が上がって発酵したりすることがあります。経験から言うと、土の重量の10~30以下が目安です。

- 野菜くずを混ぜ込んだ後は水を与えること。水分が不足すると分解が遅くなりますし、乾燥した部分に隙間ができて空気が入らなくなります。水分が過剰になると酸素が不足して嫌気性分解になります。水分量は土を握って団子になるくらいが適切です。


野菜くずで土づくりのメリットとデメリット

家庭で料理をするときに出る野菜くずは、どうしていますか?野菜くずは、ゴミとして捨てるのではなく、土づくりに活用することができます。また、野菜くずを堆肥やぼかし肥料にすることで、土の購入費や生ごみのゴミ袋代も抑えられてお財布にも優しいです。しかし、野菜くずで土づくりをするには、いくつかの注意点もあります。この記事では、野菜くずで土づくりをするメリットとデメリットについて解説します。


野菜くずで土づくりをするメリット

野菜くずで土づくりをする最大のメリットは、土の質を改善できることです。野菜くずは有機物であり、土に混ぜることで土の粒子間の隙間が増え、水はけや通気性がよくなります。また、野菜くずに含まれる窒素やカリウムなどの栄養素は、微生物によって分解されて植物に吸収されやすい形になります。さらに、野菜くずは土壌生物の餌となり、土の生物性を高めます。これらの効果によって、植物が健康に育つようになります。

もう一つのメリットは、家庭ごみの量を減らせることです。家庭ごみの約4割は生ゴミ。その中でも野菜くずは多いと言われています。野菜くずをそのまま捨てると、ゴミ処理場では発酵してメタンガスなどの温室効果ガスを発生させます。これは地球温暖化の原因となります。野菜くずを堆肥やぼかし肥料にすることで、自然に分解される過程で二酸化炭素や水になります。これは温室効果ガスの発生量を抑えることができます。また、堆肥やぼかし肥料は市販品と違いゴミから作れるため、無料でお財布にやさしく家計の節約にもなります。化学肥料の薬品を体内に取り込んでしまう心配もありません。


野菜くずで土づくりをするデメリット

野菜くずで土づくりをする上での欠点は、手間と時間がかかることです。野菜くずを土に混ぜて水を撒いても効果が現れるまでに時間がかかりますし、堆肥やぼかし肥料にする場合も管理しなければなりません。また、野菜くずによっては分解しにくいものだったり、異臭や害虫を引き寄せるものもあります。野菜くずを選別したり、細かく切ったり、水分を切ったりするなどの下処理や、土をしっかりかぶせて臭いを出さないようにして虫を寄せ付けないようにしましょう。さらに、野菜くずは酸性に傾きやすいため、苦土石灰などで土の酸度を調整する必要もあります。

灰や卵の殻で酸性の土を中和する必要がある場合もあります。

コスパ最強の家庭菜園用の土作り


野菜くずで土づくりのまとめ

野菜くずで土づくりをすることは、土の質を改善し、植物の生育を促進するとともに、フードロスを減らし、地球環境にも優しい方法です。しかし、手間や時間がかかることや、異臭や害虫の発生などのリスクもあります。そのため、野菜くずで土づくりをする場合は、しっかり土の中に埋めたり水を与えること大切です。野菜くずを有効活用して、美味しい野菜を育てましょう。

野菜くずで土づくりをすると、栄養豊富なやわらかい土ができあがります。この土で野菜を栽培すれば、より美味しくて栄養豊富な野菜が収穫できるでしょう。化学肥料と違い栄養たっぷりの有機栽培ができます!野菜くずは捨てるのではなく、土づくりに活用してみましょう。

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カリフォルニア在住で健康マニアな日本人。 家庭菜園や実体験、便利でお得な情報をお届けします。 疑問に思ったことや調べてほしいことがあれば気軽にご連絡ください。

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