家庭菜園で有機栽培!お財布にやさしい0円自家製農薬の作り方や保存、使用方法!

6/17/2023

家庭菜園

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 自家製農薬の作り方と使い方についてご紹介します。せっかく野菜を育てて食べるなら低コストで安全なものを収穫したいですよね?自家製農薬とは、身近な食材や自然素材を使って作る、環境にも人にも優しい農薬のことです。市販の化学農薬に比べて、害虫の耐性がつきにくく、残留農薬の心配もありません。また、植物の活力を高めたり、土壌を改善したりする効果も期待できます。自家製農薬は、簡単に作れてコストも安いので、家庭菜園やガーデニングにおすすめです。


自家製農薬の作り方



自家製農薬の利点

自家製農薬とは、自分で作ることができる自然素材の農薬のことです。市販の化学合成された農薬に比べて、どのようなメリットがあるのか説明します。


-  化学薬品を使わない有機栽培ができるので、家庭菜園で野菜を作る場合に最適です。農薬や化学薬品のアレルギーを心配する必要がありません。

- 環境に優しい。自然農薬は時間の経過とともに分解されて植物や土に吸収されるので、残留農薬の心配がありません。また、土壌や微生物の活性化にも寄与します。

- 経済的。自家製農薬は、家庭にあるものや庭で採れるもので作ることができるので、費用がかかりません。また、保存期間が短いものはその都度作れば良いので、無駄になりません。

- 病害虫に対する耐性がつかない。市販の化学農薬は病害虫もそれに対する耐性や抵抗性をつけてしまうことがありますが、自然農薬はその心配がありません。また、植物を元気にして病害虫に強くする効果もあります。

- 有益な虫を殺さない。市販の化学農薬は、病害虫だけでなく、受粉や害虫駆除に役立つ有益な虫も殺してしまうことがありますが、自然農薬はそのような副作用がありません。


簡潔にいうと

有機栽培(オーガニック)になるので、化学薬品(ケミカル)を人体に取り込んでしまう危険性がない!

化学薬品を使用しないので、土が翌年も使える!

簡単に言うと家にある材料で作れるのでお金がかからない!

市販の殺虫剤や薬品を使い続けると効き目や効果が落ちる!

益虫であるテントウムシやミミズ、カマキリを駆除しないので効果的に害虫駆除ができる!


自家製農薬の作り方は、主に以下の3種類があります。

- 水で煮出す方法

- 酢やアルコールに漬ける方法

- そのまま使う方法

それぞれの方法と代表的な材料を紹介します。


水で煮出す方法

水で煮出す方法は、植物の成分を水に溶かし出して農薬とする方法です。水溶性の成分が多く含まれる植物に向いています。以下のような材料が使えます。

- アセビ:アオムシやネキリムシなどを防ぐ

- ニンニク:多くの害虫を忌避する

- トウガラシ:多くの害虫を忌避する


水で煮出す方法の作り方は、以下の通りです。

1. 材料を細かく刻むかすり潰す

2. 鍋に水と材料を入れて強火で沸騰させる

3. 弱火にして10分から30分ほど煮る

4. 火を止めて冷まし、布やザルで漉す

5. 容器に入れて冷暗所で保存する

水で煮出した農薬は、保存期間が短いので、冷蔵庫で2~3ヶ月以内に使い切りましょう。使用するときは、水で10~50倍程度に希釈して噴霧します。


酢やアルコールに漬ける方法

酢やアルコールに漬ける方法は、植物の成分を酢やアルコールに溶かし出して農薬とする方法です。油溶性や揮発性の成分が多く含まれる植物に向いています。以下のような材料が使えます。

- ニンニク:多くの害虫を忌避する

- トウガラシ:多くの害虫を忌避する

- ハーブ類:多くの害虫を忌避する


酢やアルコールに漬ける方法の作り方は、以下の通りです。

1. 材料を細かく刻むかすり潰す

2. 瓶やビンに材料と酢やアルコールを入れる

3. 蓋をして冷暗所で2週間から1ヶ月ほど漬ける

4. 布やザルで漉して容器に入れて保存する

酢やアルコールに漬けた農薬は、保存期間が長いので、冷暗所で2~3年は持ちます。使用するときは、水で10~50倍程度に希釈して噴霧します。


用途別の無農薬農薬の作り方

- ニンニク液 

ニンニク一玉をほぐしてすり潰し、水を1リットル加えて布でこします。この液を5倍に薄めて、葉面に散布します。多くの害虫がニンニクの臭いを嫌うので、忌避効果があります。

- トウガラシ液 

トウガラシは真っ赤に熟したものより、熟す前の緑から赤みがかかってきたくらいのものの方が効果があります。これを天日で干して保存しておきます。使用する際は密閉ビンなどに干した唐辛子一握りを入れ、熱湯1リットルを注いで蓋をして24時間寝かせておきます。できあがったトウガラシ液は、そのまま薄めずに葉裏に噴霧します。殺菌・忌避効果があります。

- 酢 

酢は穀物酢か米酢を使います。合成酢では自然農薬になりません。酢を水で25~50倍に希釈し、葉面にたっぷり散布します。植物活力剤のような効果があり、ウドンコ病にも効きます。

- 木酢液 

木酢液とは、炭を焼くときに出る煙を冷やして液化したものです。病害虫の予防だけでなく植物が元気になる効果があります。市販の木酢液をラベルに書かれた希釈倍率で薄めて使用します。

木酢液は化学薬品ではないので安心して使えます。


素材をそのまま使う方法

素材をそのまま使う方法は、植物や食品をそのまま農薬として使う方法です。家庭にある材料がそのまま使えます。

- コーヒー:ダニ類を防ぐ

- 牛乳:アブラムシやダニ類を防ぐ

- ビール:ナメクジを防ぐ

- 草木灰:病害虫を防ぐ

草木灰とは?

草木灰とは、植物の茎や葉、枝などを燃やした後に残る灰のことです。草木灰には、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リンなどの植物に必要な栄養素が含まれています。草木灰は、土壌の酸性度を中和し、土壌の肥沃度を高める効果があります。また、草木灰は、害虫や病気の予防にも役立ちます。草木灰は、自然な肥料として庭や畑で活用できますが、使い方には注意が必要です。草木灰の使い方を間違えると、植物に悪影響を与えたり、土壌のバランスを崩したりする恐れがあります。


作り方&使い方

- コーヒー:飲み残しのコーヒーを噴霧するか、インスタントコーヒーを水で溶いて噴霧する

- 牛乳:牛乳を水で10倍程度に希釈して噴霧する

- ビール:ビンやボウルにビールを入れてナメクジの出そうなところに置く

- 草木灰:草木灰をふるいに入れて葉全体に薄く撒く


自家製農薬を使うときの注意点

自家製農薬は自然素材で作られていますが、皮膚が弱かったりアレルギー体質の人もいるので必ず安全とは限りません。以下の点に注意して使いましょう。

- 散布するときは、肌に直接かからないように長袖がおすすめです。心配ならマスクや手袋、ゴーグルなどを着用し、誤って目に入ったり、吸い込んだりすることがないように注意しましょう。

- 散布するときは、病害虫が住みつきやすい葉裏を重点的に、滴る程度にたっぷりと行ないます。日がかげり始める、夕方に散布するのがおすすめです。アブラムシや葉ダニは葉っぱの裏によくいます。

- 自然農薬の効果は1~2週間くらいです。濃い薬液を使うと薬焼けすることもあるので、薄めに希釈したものをこまめに散布すると効果的です。

- 自然農薬には保存料など入っていませんから、保存期間は短くなります。水煮の場合は冷蔵庫で2~3ヶ月、酢漬けやアルコール漬けの場合は冷暗所で2年くらいが限度です。一度希釈したものは保存に向きません。その都度、必要な分だけ希釈して使いましょう。

- お子さんなどが誤って口にする事が無いよう、わかりやすいラベルを張るなど、充分に気をつけてください。容器に移して保存するときに肌につかないように気を付けましょう。

保存は必ず原液で!水を混ぜて希釈して保存するとカビたり腐ったりする原因になります。

自家製農薬の作り方


まとめ

自家製農薬は市販の化学農薬よりも効果が弱いので、こまめに散布したり他の予防策と併用したりする必要があります。また濃度や散布量によっては、植物を痛めてしまうこともあるので注意しましょう。自家製農薬で、安心して美味しい野菜を育ててみませんか?自家製農薬は自分で作ることができるだけでなく、環境や植物、お財布にも優しい農薬です。市販の化学農薬に頼らずに、自然素材で作った農薬で健康な家庭菜園を楽しみましょう。家庭菜園で有機栽培しておいしい健康的な野菜を収穫しましょう!

自己紹介

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カリフォルニア在住で健康マニアな日本人。 家庭菜園や実体験、便利でお得な情報をお届けします。 疑問に思ったことや調べてほしいことがあれば気軽にご連絡ください。

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