仕事をやめるわけにもいかないし、だからといって言いたいことをそのまま伝えて修羅場になっても困ります。
先輩や後輩が思い通りに動いてくれたらどんなに楽だろう。
そんな悩みがある人には、ぜひ知っておいてもらいたい職場で使える心理テクニックです。
あなたにピッタリな人間関係の対応法がいくつかあるので、参考にしてください。
上司にアイデアを受け入れさせる方法
上司の中には、部下のアイデアを批判的にとる人がいます。
上司との人間関係は、「従わなければいけない」という固定観念がつきまといます。
何を提案しても却下されたり、いい案が採用されなかったり。
あなたが嫌われていて、アイデアを取り入れないわけではなく、”人の案を受け付けない”という上役は結構います。
仕事ができない上司ほどこういうタイプが多いんです。
提案しても無駄と感じてやる気がなくなりますよね?
プレゼン方法をちょっと変えるだけで提案が通るようになります。
アイデアの提案方法
上司自身やさらに上役のアイデアなら、絶対採用するはずです。
このほかにも採用されやすい条件があります。
例えばあなたがIT業界で働いていたとしましょう。
あなたのアイデアを伝える前に、”Googleの従業員たちも検討しているアイデアなのですが”と一言つけるだけで、トップ企業のアイディアのように聞こえます。
例題としてGoogleと書きましたが、ライバル会社だったり、IT業界ではという言い方でもいいでしょう。
自分のアイデアでも他人や大手のいいところを取り入れたと説明するだけで、上司は拒否しなくなったりします。
どの企業や提案だと上司が動くのか、日ごろから観察し常にチェックしておきましょう。
上司の話を短くさせる
上司によっては部下に長話や説教したがる人もいます。
わかっていないことを言われるのはわかるが、無駄に部下に話しかけ、それが仕事だと思っている困った上司がいるのも事実。
もしあなたが上司に呼ばれたら取るべき行動はひとつです。
上司が話し始める前に
「部長、お得意様から数字が会わないので早急に確認してほしいと連絡がありました。問題はないはずですので確認次第、○時までに連絡するよう伝えました」
こう言われた部長は長話できますか?
まともな上司なら、用件を手短に話すでしょうし、むしろその件が大丈夫か心配します。
後でもう一度話を聞きたくない場合は、そこで上司の用件を聞いて終わらせてしまいましょう。
言われる前に言うことで解決することもあります。
人間関係も先手必勝。
ただし、様子を見て機をうかがった発言も重要ですので、タイミングはしっかり見極めましょう。
自主的に後輩や部下を動かす
自分の部下や後輩に指示を出したり、きつく言うのは苦手と言う人も多いはず。
上司や先輩にいろいろ言われてストレスを感じ、後輩には同じ思いをさせたくないという人もいるでしょう。
中間管理職がストレスをためてしまう原因は、上と下の両方と人間関係をうまく構築しなくてはいけないからです。
そんな人には、上手に人を動かすテクニックがおすすめ。
尊重するだけ
人は尊重されると、行動を始めます。
後輩や部下に、”君が必要だ”と認識させればいいわけです。
”働け、動け”と命令されれば気分も悪いし、反発される可能性があります。
ダイレクトに「君の助けが必要、手伝ってくれ」というだけで、やる気を出してくれます。
そして部下や後輩に仕事を与えたときに一言、「任せてもいいか?」と添えてください。
それだけで任されたという責任感が生じ、できる限りの仕事をしてくれ生産性が上がります。
部下や後輩の注意のしかた
昭和の上司が説教するイメージといえば、 部下を呼び怒鳴りつけるイメージ。
これは、マイナスだらけのやっちゃダメな怒り方です。
周りに人がいる場所で怒鳴って怒れば、怒られた人の尊厳がなくなり、男性ならプライドを傷つけられやる気を失います。
どうしても注意が必要なら、なるべく1対1で行うこと。
注意する時も怒るのではなく、教えてあげるようにしましょう。
例えば、毎回書類のミスが目立つ部下がいたとしましょう。
「何で書類の数字を間違えるんだ!」と言われても部下にミスした理由はわかりません。
言われても怒られたとしか感じませんし、あまり効果を得られません。
「書類の数字がおかしなところがあったけど、どうした?」
こう言われた後輩は”どうした?いつもできているのに”と受け取りやる気を失いません。
そのうえ、どうしたと聞かれているので原因を考えて改善しようとします。
ちょっと言い方を変えるだけで、効果的に注意することができます。
人間関係をスムーズにするために褒める
職場で好かれたければ、他人を褒めましょう。
職場で人間関係を楽にするなら、高感度をあげてしまうのが一番手っ取り早いんです。
恋愛だけでなく高感度をあげるテクニックがまとめてあるので、こちらも参考にしてください。
自分の評価を上げるために、部下が上司を褒める”ヨイショ”や”ゴマすり”はよくあるでしょう。
人は基本的に褒めらるといい気分になります。
後輩や部下を褒めることで生産性も上がり能力を最大限に引き出しましょう。
褒めるテクニック
本人に直接話をして褒めるのもいいのですが、ほかにも手段があります。
明らかに励ましていると、とられたくない場合の褒めかたです。
例えばAという社員がいたとします。
ほかの従業員に、「Aはよく周りが見えていて気が利くなあ。クライアントからも評判がいいんだよ」と言ったとしましょう。
いずれAさんの耳に入り、褒められていたと気づくでしょう。
いいことを言われていたと知れば、評価を知りやる気になるでしょう。
ただしこの方法は、Aさんが落ち込んでいたり、やる気をなくしている時に有効な手段です。
本人がいない裏の話は、陰口もされているととられかねないので、多用しないようにしましょう。
陰口は人間関係を築く上ではマイナスです。
後輩が落ち込んでいる時に、<心配していた、褒めていた>と耳に入る程度で充分効果的です。
職場での心理テクニックまとめ
ちょっとした、表現方法や伝えかたで、相手の行動が変わります。
きつく言わなければいけない場合や、はっきり伝えなければいけない場合もあります。
ただ、普段相手をうまくコントロールできれば、職場での人間関係もうまくいき、効率や生産性を上げられます。
先輩や上司、後輩や部下に対する接し方であなたの評価も変わります。
職場でストレスを感じないようにうまく心理テクニックを使ってみてください。
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