7月になりやっと家庭菜園の野菜たちも収穫できるようにりました。
本格的に色々な種類の野菜を作り始めたんですが、いろいろ試行錯誤し、これから野菜の収穫がはじまります。
家庭菜園を始めるときに一番悩んだのが、”種から始める”か”苗を買ってくるのか”でした。
実際に苗を購入したモノと種から育てた野菜の特徴をまとめてみました。
種か苗か悩んでいる人は参考にしてください。
種から家庭菜園
ホームセンターや100均などの家庭菜園コーナーで、種は手軽に購入できます。
種の袋に種のまきかたが記載されています。
種まきの時期や深さなど指示に従ってまくだけです。
発芽期限が書いてある場合があります。後ほど保管方法を説明します。
種を購入して家庭菜園
利点
- 種類(品種)が豊富
- たくさん入っている
- 苗より安い
- 翌年も使える
- 収穫時期をずらせる
- 達成感がある
家庭菜園するなら、自分が食べたい野菜を育てますよね。
欲しい種類の種を選べて、好きなだけ育てられます。
遺伝子組み換えを食べたくない人なら、オーガニックやハイブリッドなど好みのモノを選べます。
苗を買う場合、ひとつで100円の費用が掛かったりしますが、種なら割安です。
種はうまく保管しておけば、翌年も使える場合があります。
家庭菜園をするうえで種をおすすめする理由の一つが、収穫時期をずらせるということです。
例えば、4月、5月、6月と種まきの時期をずらすことにより、収穫時期もずらせるんですね。
保存がきかない野菜が一気に収穫できても、漬物にするしか保存方法がなかったりします。
収穫時期をずらして新鮮な野菜をいつでも食べられるようにできるのが、家庭菜園のうれしいところです。
種から育てるので、ペットを飼う感覚と近いものがあります。
始まりから終わりまで全部自分で行うので、達成感がすごくあります。
種から育てたキュウリ |
欠点
- 発芽率
- 害虫被害
種まきから家庭菜園を始める場合の問題は二つ。
まず発芽率が100%ではないので、6個種をまいても5個しか発芽しないことがあったりします。
二つ目が害虫被害。
うまく発芽して喜んでいても、害虫でダメになってしまうなんてことも。
実際うちでは、カタツムリによる被害がありました。
キュウリとトマト、ナス、大葉、三つ葉は発芽してすぐの子葉(双葉)が、ねこぞぎ食べられてしまいました。
半分ほどの野菜の芽が被害にあったのでカタツムリやナメクジ対策をしました。
屋外の場合、対策が必要になったりしますが、本葉が出るまでは屋内で育てれば問題ありません。
種を保存する
家庭菜園を行う場合、翌年のために買った種を保存したり、収穫した野菜から種をとる必要があります。
購入して余ったり獲った種はジップロックに入れて、冷凍庫で保存します。
購入した袋に有効期間が書いてあるモノもありますが、冷凍庫保存すれば翌年も使えます。
ただし、発芽率が若干落ちます。
野菜によっては発芽しない種類あるので、その都度買わなければいけないモノもあります。
苗を購入
利点
- 畑にすぐ植えられる
- 簡単で失敗しにくい
- 実が付きやすい
家庭菜園で苗を利用すれば、買ってきてすぐ畑に植えられます。
株数もわかっているので、均等に間隔を開けて植えるだけ。
苗はある程度育ったモノが販売されており、枯れたり虫に食べられてしまうことが少ないので簡単です。
ハイブリットや品種改良も多く、実が付きやすい品種も多く、収穫数が増えたりします。
苗を購入したハイブリッドのトマト |
欠点
- 高い
- 収穫時期がずらせない
- 種をとれない可能性がある
まず種と苗を比較したときに、一番差が出るのが値段。
種はいくつも育てることができるのに対し、苗は買った分しか育てられません。
時間差で育てるのが難しく(日当たりで成長を調整するくらいしか方法がない)収穫が同時期になってしまいます。
遺伝子組み換えのように、種を獲っても翌年、発芽しなかったり、実がならない場合があります。
苗を購入は、その年に食べることのみを目的とする人におすすめです。
実際に家庭菜園をやってみた
うちで種から野菜作りをした経験談をしていきます。
購入してきた以外でも、実験的に種まきした結果を書いていきますので参考にしてください。
購入した種
キュウリ
発芽は比較的簡単。
子葉(双葉)から、本葉が2枚出てくれば植え替えできます。
ツルが育つので巻き付けるようネットが必要。
トマト
発芽は野菜の中でも最も簡単な部類に入ります。
枝を剪定していけば、たくさんの実を収穫出来ます。
家庭菜園初心者にはおすすめ。
ナス
発芽率が悪い。
育ちにくいので苗からのほうがいい。
初めて育てる人は種からだと難しいかも。
ネギ オクラ アスパラ ブロッコリー
種をまけば簡単に生えてきます。
玉ねぎ同様、ナメクジやカタツムリの害虫にやられにくい。
ブロッコリーは収穫むずかしめ。
ハーブ
三つ葉 大葉 バジル パクチー ルッコラ
発芽も育成も簡単。
注意点として土に直接植える場合、種が落ちて広がる可能性あり。
ハーブはポットや囲われている場所で栽培するのがおすすめ。
果物や野菜から直接とった種
買ってきたり、知り合いからいただいた果物や野菜でおいしい時は、種を植えています。
実際にやってみた種類がこちら。
食べたレモンの種から育った |
リンゴ レモン かぼちゃ シシトウ こちらの4種は、食べた後に種を植えて発芽しました。
おいしかったかぼちゃの種を植えてみた結果がコレ |
購入した苗
ブルーベリー ラズベリー ブラックベリー こちらのベリー系3種類は全く発芽せず。
そのほかにトマトのハイブリッドもホームセンターや知り合いから苗を購入しました。
購入したベリー系の苗 |
まとめ
どちらでも家庭菜園はできますが、状況によって自分に合っているほうを選んでください。どんな人に適しているのかまとめてみました。
種がおすすめな人
- 最初から最後まで自分で育てたい人
- 大きな敷地で家庭菜園をする場合
- 収穫時期をコントロールしたい人
- 初期投資を安くしたい
- 翌年も栽培をする予定がある
- 種も保存、収穫したい人
苗がおすすめの人
- 育てる場所が広くない人
- 発芽の手間をかけられない
- 簡単に育てたい
- ひとつの苗から収穫数を増やしたい
人や環境(状況)によって、どちらがいいのか違ってきます。
家庭菜園は水やりや雑草の処理、まびきくらいしておけば簡単に始められて、食べられる野菜が育てられます。
味は種からでも苗からでもおいしく出来上がります。
ベランダでも簡単に始められるので、興味がある人は是非はじめてみてください。
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