10/23追記
仮想通貨リブラは買えるようになるのか?現状を解説
ビットコインとかあるのに、「また新しい仮想通貨?」と興味がない人もいれば、「初めに購入しておけば値が上がるんじゃない?」と興味津々の人もいるはず。
アメリカでは実際にビットコインは日本で騒がれる前から、お店や歯科医院などで支払い可能になっている所もありました。
始まりはビットコインの値段も激安で、僕が知ったときは1ビットコイン=7万とかでした。
金融に興味がない僕が知った時ですらこの値段だったので、アメリカの方が日本より流通は早いだろう。
仮想通貨「Libra(リブラ)」がいつ流通、浸透するのか?チャートがどうなるのか?気になりますよね。
リブラはいつ始まるのか?
現在、発表されている話では、2020年の上半期にリブラのサービスが開始されると言われています。しかし7/25(2019)のアメリカのニュースでは、GAFAに独占禁止法の調査が入りました。
さらに7/29 フェイスブックがリブラが実現しない可能性があることを認めました。
リブラに対して世界各国が慎重な姿勢を見せており、いつはサービスが始まるか正確な時期は公表されていません。
FaceBookに対する風当たりも強く、実現可能かや、いつ始まるかはもうしばらく様子を見る必要がありそうです。
注意
9/1/2019 現在でも、Libraは購入できません。
海外でリブラの販売を語る詐欺もあるので、騙されないように注意してください。
FaceBookの正式発表があるまでは、買わないようにしましょう。
仮想通貨「Libra(リブラ)」を作るワケ
僕はフェイスブックで働いてるわけではないので、開示されている情報以上のことはわかりませんが、ちょっと考えればフェイスブックが何をしようとしているかはわかりますよね。
いきなりなぜ新しい仮想通貨Libra(リブラ)を作るのか?
答えは一つですよね。
”世界の統一通貨を作る”
これ以外の理由がない。
ヨーロッパが過去に共同通貨であるユーロを作ったように、今度はフェイスブックが世界の共同通貨を作るそれだけです。
世界で使われている、USドル、日本円、ユーロに間違いなく”Libra(リブラ)”が加わってきます。
Libra(リブラ)に対する政治家の動き
新しい仮想通貨Libra(リブラ)にはまだまだ障害があるのも事実。
まず仮想通貨のルール整備が追いついていないので各国当局も慎重姿勢。
日本の議会ではまだ問題視していないようですが、日本でもビットコイン問題はよく聞きますよね。
Libra(リブラ)は正式発表のかなり前から話題になっていて、政治家たちは懸念を表明していました。
カリフォルニア州の下院議員マキシン・ウォーターズ(民主党)はプライバシー問題が解消されるまで開発を停止するよう、フェイスブックに求めたりノースカロライナ州の下院議員パトリック・マクヘンリー(共和党)は、フェイスブックの経営陣を召喚した公聴会の開催を要求。
上院議員のブラウンはTwitterで、フェイスブックは「巨大かつ強力すぎる」と警告しています。
下院金融委員会のウオーターズ委員長(民主党)は、「仮想通貨の開発停止に合意するようフェイスブックに要求する」との声明を発表し、上院銀行委員会も公聴会を7月中旬に開くとしています。
下院金融サービス委員会の共和党のトップマクヘンリーは、リブラの目指すところに一応の理解を示しているようです。
フロリダ州の下院議員ダレン・ソト(民主党)は、「フェイスブックのリブラは、グローバルで金融インフラの構築に向けた大きな一歩になる可能性を秘めている」との声明を出しています。
まあ、政治家の意見も十人十色。
国家とすれば簡単に主要通貨を作られても困るんでしょう。企業が国家を超えてしまう可能性があるので、簡単にはいかなそうですね。
自分が生活する国で自国通貨を収入としてもらうなら影響はないので、投資や投機に興味がない人にはどうでもいい話と言えます。
リブラへの参加を表明している企業
システムの直接の運営母体は、スイスのジュネーヴに拠点を置くLibra Association。
この運営母体には、フェイスブックやUber、スポティファイ、ペイパル、VISAなど、大企業27社がメンバーとして名を連ねています。
PaypalやVISAも入ってしまっている時点で、本気度がわかりますよね。
「GAFA」(Google、Amazon、Facebook、Apple)米IT大手4社は金融分野に事業展開する可能性があるので、おそらく他の3社とも仮想通貨には賛成のはずです。
あくまで、仮想通貨に賛成という意味です。
GAFA4社が共同でひとつの通貨を作るかは、わかりません。
4社とも仮想通貨技術の開発は独自に進めているはず。
一番価値がある仮想通貨を作った会社が、世界のトップ企業になりますから。
Libra(リブラ)の利点
・送金や買い物の決済がスマートフォンのアプリで手軽にできるようになる
・リブラなら、金融サービスの主軸である銀行を介する必要がない
・基本的な金融サービスも受けられない人や、新興国で銀行口座がない人でも使える
・交流サイトの広告に依存する収益構造の改善にもつながる
・世界で17億人に上る口座を持たない人々に金融サービスを提供する社会的意義
・リブラなら、金融サービスの主軸である銀行を介する必要がない
・基本的な金融サービスも受けられない人や、新興国で銀行口座がない人でも使える
・交流サイトの広告に依存する収益構造の改善にもつながる
・世界で17億人に上る口座を持たない人々に金融サービスを提供する社会的意義
つまり銀行だと必要な送金手数料がいらないし、為替の影響を受けにくい。
さらにクレジットカードのように使えれば、海外旅行でも使えて、いちいち換金する必要もない。
海外旅行で残った分は国内で買い物するときに使えるわけだし。
あと外貨準備金のように各国の通貨をプールしておくと言われており、換金の問題もないらしい。
仮想通貨としては、値の上下が起こりにくくなりそう。
ビットコインやアルトコインのようなチャートで儲ける方法は無理かも。
Libra(リブラ)の問題点
・フェイスブックは世界27億人の利用者がいるので、独自通貨のサービスが浸透すると今までの金融秩序を揺るがす可能性がある
・過去に約8700万人の利用者データが外部企業に流出した問題がある
・ユーザーの金融データをどのように管理していくのか
・過去に約8700万人の利用者データが外部企業に流出した問題がある
・ユーザーの金融データをどのように管理していくのか
個人的に疑問なのは、”誰でも使えるのでマネーロンダリング、闇組織に悪用される”可能性が高いということ。
さらに言うとさっき利点で上げた、「新興国や発展途上国の人が買えるほど、Libra(リブラ)は安い金額で買える通貨なの?」ということ。
世界各国は、税収が減ることがネックになるでしょうね。
銀行を通さずに、個人で販売や取引、送金を行えば、Sales tax(消費税)、Income tax(所得税)を把握できないので確実に税収が下がります。
Libra(リブラ)だけでなく仮想通貨の問題点
リブラは”データ改竄が難しいとされる「ブロックチェーン」と呼ばれるIT技術を活用”としていますが、実際に2019年の1月にはこんなことがありました。
仮想通貨の「イーサリアム・クラシック」で、トークンの二重使用が発覚。ネットワーク上にあるマシンの51パーセント以上を誰かが乗っ取り、履歴が書き換えられた可能性が高い
これにより通貨取引所のコインベースは1月7日、イーサリアム・クラシックの取引を中止しました。
それ以外にもビットコインが盗まれたり、買ったら暴落したりいろいろありますよね。
Libra(リブラ)いつ登場
現在の予定では2020年の上半期にはLibra(リブラ)は流通できるよう準備をしているそうですが、世界各国の賛同を得られるのかが、重要になってきます。
FRBのパウエル議長も、仮想通貨は「利点もあるがリスクもある」と語っており、高い水準の規制クリアを求めています。
投資や投機にLibra(リブラ)を考えている人は、サービス開始時期が気になるところですが、今年中はなさそうです。
リブラの開始は遅くなることはあっても、早まることはなさそうです。
10/18 G20にて暗号資産(仮想通貨)(リブラ)を規制対象とすると発表。
”深刻なリスクに対して適切な対処するまで発行を認めない方針”
IT企業の税逃れを防ぐことが優先とされ、「デジタル課税」の実現が重要とし、全面支援することも表明。
G7に続いてG20でも認められませんでした。
永世中立国のスイスに運営母体を置くあたり、本気度はうかがえますが世界各国の賛同は得られるのでしょうか。
アメリカで生活している僕からすると、Libra(リブラ)ができた場合、Paypalよりは使い勝手が良さそうですね。
ただ、今までの仮想通貨のように変動率が大きいと、一般人には浸透しづらい気がします。
裏を返せば、また新しい”億りびと”が生まれる可能性も含んでいるわけですが。
10/23 ザッカーバーグCEOのコメント
米規制当局が認めるまで、フェイスブックはリブラ発行に関与しないと発言。
さらに「中国がこのあと、数カ月で似たような構想(仮想通過)を打ち出すだろう」訴えた。
中国の仮想通貨ができたところで、国際的な信用度はありません。
むしろ中国の通貨(元)の価値が仮想通貨と共になくなる可能性があります。
フェイスブックはリブラの延期を発表。
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投資、投機は自己責任なので、よく考えてから行ってください。
まあ気長にLibra(リブラ)が登場するのを待ちましょう。
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