僕がアメリカ留学する前に、1年ロンドンに住んでいた友人に書類の書きかたを聞きました。
帰ってきた返答は、「私わからないから友達に聞いておく」でした。
留学して海外に住めば、英語がペラペラにしゃべれるようになると思っている人がいますが、そんな簡単ではありません。
さらに大学に入学する為のToeicやTOEFLの点数を取るには英語をしっかり身につける必要があります。
日本にいるよりは英語が理解できるようになるとは思いますが、留学する、海外に住むだけでは限界があります。
日本に住んでいても覚えられる勉強法もあり、英語を身につけたいという人も参考にしてください。
留学で英語も身につけたいなら、やったほうがいいこと日本に住みながらでも英語を身につける方法を教えます。
英語を使ってドンドンしゃべって自分の世界を広げましょう。
英語のテスト(TOEIC,TOEFL)
海外に英語を勉強しに行っているのだから、机に向かってカリカリ勉強するというのは、半分正解で半分間違いです。
・グラマー
・ライティング
・リスニング(ヒアリング)
・リーディング
・ライティング
・リスニング(ヒアリング)
・リーディング
そもそも英語には、グラマー(ライティング)、リスニング(ヒアリング)、リーディング、があるのはみんな知っていると思います。
机でカリカリ勉強するのは、主にグラマーに当たります。このグラマーは海外でなくてもできる勉強です。
むしろ留学前に済ませておく勉強で、海外に住んでからの1年間で一番伸びるのはリスニングです。
グラマー
グラマーとは英文法のことです。日本だと中学、高校で学んでいるはずです。
実はこの日本で学ぶ英文法をきちんと理解していれば留学で困ることはありません。
ただし海外の大学に入学するためのTOEFLやTOEICのスコアが必要な場合は、テスト対策としての英文法は勉強しましょう。
出題されやすい傾向や、よく出るフレーズはしっかり覚えておくといいでしょう。
このグラマーはTOEICやTOEFLの点数を稼ぐのが一番簡単!という人が多いので問題集などで、パターンを覚えてしまうとラクです。
アメリカの大学を卒業するには必須教科でEnglishが必要ですが、普通に授業を受けていれば簡単に単位は取れます。
ライティング
僕の場合、留学して語学学校に通っている間は、journal(日記)くらいしか書かされませんでした。大学に入学すると英語の授業でessay(エッセイ)を書くようになりますが、授業で書きかたを習うので問題なく身につけられます。
ライティングで必要な技術は、グラマーとボキャブラリーの多さでしょう。
日本語でも英語でも長文を書こうとする場合、単語がたくさん必要になります。
はじめのうちは、日本語を英語に変えて単語を使う必要がありますが、慣れてしまえば英単語が先に出てくるようになります。
リーディング
リーディングは、英文を読んだときの理解力。ライティング同様、ボキャブラリーが必要です。日常で英文を読んでいる場合は、辞書を使えば問題ないでしょう。
テストでは辞書は使えません。
ただし文脈で質問の意図や、単語の指す意味を理解できれば、単語の意味を理解していなくても回答することはできます。
TOEICやTOEFLでは点数を稼ぐポイントにもなりますので、英文を読むのが嫌いでないのならリーディングの点数を伸ばすのもおすすめです。
僕はこのリーディングが一番苦手で苦労しましたが・・・
グラマーはこのリーディングにも関わってきますので、高校までの勉強をおろそかにしてしまった人は、基本を復習しておきましょう。
リスニング
このリスニングは”生きた英語”を学ぶのにもっとも大切です。英語を話せるかどうかは、このリスニングがすべてだといっても過言ではありません。
相手が何を言っているのかわからなければ、会話が始まらないからです。
早い人なら留学から1ヶ月で、遅い人でも1年もすればリスニング能力は爆発的に上がります。
留学してちゃんとした環境にいれば、リスニングは身につきますがやったほうがいいことと、やらないほうがいいことがあります。
海外に住んでいる人は、ヒアリングとは言いません。
特にTOEFLの点数もリスニングという項目で点数が出ます。
TOEICでもリスニングが必要ですので、リーディングやグラマーが弱点だという人は、ここでTOEICやTOEFLの点数を稼いでしまいましょう。
スタディサプリENGLISH
下記のうち4つのポイントをしっかり抑えておけば問題なくリスニングは伸びます。
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7つの勉強法
ではここから英語を簡単に無料で身につける方法を紹介します。ネットが普及している今ならお金を使わないでも英語は身につくし、留学していればなおさら簡単です。
・遊ぶ
・日本人以外
・辞書
・サイト
・電話
・SNS
・テレビや映画
特に下の5つに関しては日本に住んでいてもできる勉強法ですので、日本在住の人はぜひやってみてください。
最後のテレビ、映画に関してはホントに為になるので読んで参考にしてください。
とにかく遊ぶ
留学している、もしくはこれから留学する人に言いたいのは、勉強しようとすると大変です。”習うより慣れろ”が一番簡単で自然に身につきます。買い物でもいいし、旅行でもいいので、出かけてみてください。
留学してしゃべれない人の特徴は、せっかく海外にいるのに英語を使う環境が少ないことが原因です。
買い物で自分が探している物や、困っていることを店員に話すだけで英会話になっています。
アメリカや海外にはあなたより英語がしゃべれない人はいくらでもいます。
英語が伝わらないかもという心配は無用。
店員は仕事をしていて案内や商品を売らなければならないので自然と会話が成り立ちます。
僕のサイトを見るとわかると思いますが趣味がビリヤードだったので毎日行っていたし、家にいるときはずっとホストブラザーと遊んでいました。
そのおかげか、会話に関しては3ヶ月でものすごい勢いで上達しました。
ただし3ヶ月遊んだだけではTOEICやTOEFLのスコアは飛躍的には上がりません。
リスニングのみ、スコアの上昇が期待できます。
日本人以外と交流
留学の落とし穴はこの一点につきます。英語をしゃべれないまま日本に帰る人の特徴は、アメリカに来て日本人と一緒いるということです。
日本人が多い語学学校に入ってしまった場合、英語をしゃべれないまま帰国するケースが目立ちます。
語学学校で半日勉強したとしても、日本人が多ければ日本で英語の授業を受けているのと何も変わりません。
むしろ、学校が終わったそのあとの半日の方がよっぽど英語が身につきます。
学校の中にもほかの海外からきた生徒がいるはずですので、他国から来た留学生と交流を持たほうがいいです。
他国の留学生もアメリカの大学に入学する為には、TOEICやTOEFLのスコアが必要なので、一緒に勉強するのもおすすめです。
僕は語学学校にいたときは、台湾人、ドイツ人、エクアドルから来た留学生としゃべってました。
本気で留学を成功させたいなら、プライベートではイベント以外で日本人とは遊ばないくらいの考えのほうがいいでしょう。
辞書から学ぶ
グラマーとライティング勉強法で、自分がやって実際にためになった勉強方法がひとつ。辞書を使って単語を調べるのですが、英和辞典を使わなくしました。
アメリカ人の先生のアドバイスだったのですが”英英辞典を使え”というアイディアをくれました。
いわゆるアメリカの国語辞典。
英単語を英語で意味を知ることで、ボキャブラリーと使い方の幅が増えます。
TOEICやTOEFLのテキストは日本語でも英語でもかまいませんが、TOEICやTOEFLのテストは問題文まで英語です。(当たり前ですが)
昔は辞書が本でしたがネットで単語を調べる場合、過去に調べたのに身についていない単語はわかるようにしておきましょう。
海外サイトを読む
昔はこのリーディングの勉強は結構根気が必要で、僕は苦手でした。今ではインターネットが発達したので簡単に勉強できます。
自分の趣味があればそのことについて書いてあるWeb Siteを読めば、何が書いてあるのか理解できるうえに英語だとどうやって書くのかわかるでしょう。
日本語では似たような内容のサイトしかない場合でも、海外サイトなら細かくdetail(詳細)まで書かれていることが多いので情報としても有益です。
アプリやソフトを探すときに英語サイトしかない場合もあるでしょう。
設定も英語画面しかない場合もあります。
コレを読んで理解するだけでも、立派なリーディングの勉強になります。
電話で話す
この電話は結構、英語を身につけるためには重要です。身振り手振りで説明できないので、何としてでも単語でもいいから話さなければ伝わらないからです。
例えばあなたがホストファミリーや友人に学校に迎えに来て欲しいと電話したとしましょう。
相手が了解してくれたとして、「いつ」「どこに」と必ず説明しなければいけません。
その状況を説明するだけでも英会話です。
遊びの約束をするときも、「いつ」「どこで」「何を」といったことを話すでしょう。
日常会話の基本である、”Who、 What、 Where、 When、 Why”を使うきっかけになるので電話もいい勉強ツールなんです。
SNSで交流
今ではTwitter、Instagram、Face bookといったSNSが普及していますよね。このSNSの利点は全く知らない外国人とも交流できるということです。
メキシコ人ならSpanish(スペイン語)、母国語が英語の人ならEnglishで会話することになります。
いいねを押すだけでは意味がありませんので気に入ったつぶやきがあったら、勇気を出して積極的に絡んでみるのもありです。
外人は素直で恥ずかしがらないので、ほかの国の人から話しかけられて意味がわからなくても、喜んで反応してくれることが多いんです。
はじめは挨拶や簡単なやり取りから友達になったりすることもあります。
テレビや映画
日本に住んでいてもできるベストの勉強方法がコレです。できればHuluやNetflixといったサイトに登録していると、毎日意識せず英語の勉強ができます。
HuluやNetflixを見るときは絶対に英語で見るのがおすすめです。
動画サイトでドラマや映画を見る場合、住んでいる国で字幕表示が変わってきます。
日本国内に住んでいれば吹き替えにせず英語で、字幕を日本語や英語から選ぶことができます。
まず英語で日本語字幕を付けてドラマを見たとします。当然日本語字幕なので内容も理解できて面白いはずです。
字幕で英語
スゴイ面白かったドラマならもう1度見るのは苦痛ではありませんよね?今度は英語で、英語字幕をつけてみてください。
一度見たドラマなら内容や、話の流れはわかっているはずです。
英語字幕だと、俳優や女優が話している単語や文章がそのまま英語表示されます。
聞き取れなかった単語や会話がそのまま文章で出ているので、アクセントや言い回しが回答のように見られます。
俳優や女優の癖や、感情によってしゃべり方や強弱が変わるといった本物の英語を学べます。
そしてコレをすることで気づくと思いますが英会話は、それほどコンプリートセンテンス(完全な文章)で会話しません。
リスニング能力はもちろん、ボキャブラリー、グラマー、スラングなど生きた英語を学べる最強ツールです。
英会話
リスニングができていれば、今度はこちらから言葉を発して会話を成り立たせるだけです。恥ずかしがらずに、ドンドン単語でもいいので喋っていきましょう。
留学している人は、日本人とつるむ、恥ずかしがるというポイントさえ克服してしまえば、英会話はそんなに難しくありません。
会話する機会は少ないですが、日本に住んでいても英語は身につきます。英語話せる人=恥ずかしがらない人(勇気がある人)と覚えておきましょう。
自分なりの英会話のフォーマットを作るのも便利です。
何かを注文するときなどなら、「Can I have ~」、電話をするときなら「May I speak to ~」や「Is xxx there?」といったフォーマットを覚えておくとラクでしょう。
何かの契約や公式の場所での紹介などでは正しい英語が必要ですが、日常会話なら間違ってしゃべってもそれほど問題になりません。
英語を使う機会があるならドンドンしゃべって自分の世界を広げましょう。
TOEICやTOEFLのスコアを上げることと、英会話ができるようになることは、勉強方法が違います。
TOEICのテストにはスラングはあまり出てきませんが英会話ではスラングがバンバン出てきます。
がんばって英語力を身につけましょう!
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